学生服のサイズの選び方

新中学1年生。学生服のサイズ選びはどうしたらいい??

この度はご来店いただき誠にありがとうございます。

このページでは学生服を購入する時の最大の難関(?)サイズ選びについて、
実店舗にて毎年多くの新中学1年生の学生服を採寸させていただいている私がオススメする
サイズの選び方についてお話したいと思います。

あくまでも私がこれまでの経験からの選び方で、必ずしも「これがベスト!」とはいえませんが参考ししていただければ幸いです。

学生服はけっして安い買い物ではございません。
できれば中学3年間もたせたいと考えることでしょう。
ここでは1着の学生服を3年間使用することを前提に説明させて頂きます。

そこでまず、お断りさせていただきたいことがございます。
それは成長には個人差があるということです。
中学3年間身長でいえば20cmも伸びる学生さんもいれば、5cm程の学生さんもいらっしゃいます。
体つきも部活なのでがっちりしてくる学生さんもいらっしゃいます。
必ずしも1年後にはこれだけ成長する、しないという保証はできません。
ですのであくまでも平均的な成長に合わせたサイズの選び方だということをご理解ください。

【上着編】

基本は実身長プラス10cm〜15cm。

それでは標準体で身長が150cmの学生さんを採寸する場合を例にします。

身長のプラス10cmのサイズとプラス15cmのサイズがおおよその基本となりますので
この学生さんの試着サイズは160Aと165Aとなります。
学生服の中の服はあまり厚着にならないようにします。
その状態でまずは大きいほうのサイズ(165A)を試着してもらいます。

肩の位置、袖口、胴回り、丈の長さのチェック

肩の位置
肩パットが入っていますので、だらんと肩が落ちることはありませんが
触ってみて実際の肩の位置を確認します。
3〜4cmぐらいの隙間までが許容範だと思います。

袖口
袖口からどれだけ手が出ているか確認します。
「気をつけ」をした状態で第二関節が見え隠れするぐらい状態で
「前ならえ」をしてみて、手首近くまで手が見えれば、
授業中に鉛筆を持っても邪魔にならないと思います。

胴回り
両腕を横に水平にします。
両脇から腰の付近まで触ってみて余裕を確認します。
薄着で試着していただいていますので、
「ちょっと大きすぎないかな〜」と思えるぐらいがちょうどいいと思います。

丈の長さ
後ろから見てお尻がちょうど隠れるまでいいと思います。
長すぎると校則にひっかかる場合もありますし、
短すぎると3年生時にはかなり窮屈な状態になると思います。

「大きすぎる」と感じるのがちょうどいい!?

ここで、全体のシルエットを確認し、保護者の方に聞いてみます。
大抵「大きすぎるんじゃない??」という
印象があるようです。
そして次に1ランク下のサイズ(160A)を試着していただきます。
すると「今でちょうどいいくらいの大きさだわ」という印象になります。
そう思えるのも当たり前ですよね。大きいサイズを見てから
今の体に近づいた小さめのサイズを見たわけですから。
165Aか170Aのどちらを選ぶかは、お客様次第ですが、
悩まれた場合、私は大きいサイズ「170A」をおすすめします。

その理由は・・・・

本格的に学生服を着始めるのは秋!

私がこのお客様に大きほうのサイズをおすすめした理由は採寸した時期が関係してきます。
全国的に新中学1年生の採寸時期は12月〜2月上旬にかけて行われます。
もっと入学ギリギリか卒業式に着られる児童さんもいらっしゃいますので、
「3月入ってもいいのではないか」とおっしゃられる方もおられます。
しかし、全国一斉に4月に入学式。中学校だけでなく高校も重なってきます。
制服製造、販売側の理由となりますが、3月に入ってからだと入学に間に合わない可能があるからです。
よって、入学される約3ヶ月前に採寸させていただいているのです。
そして4月、入学されて、5月の大型連休が近づいてくるとだんだん暑くなってきます。
地域差もありますが、その頃には上着の着用回数が減ってくることでしょう。
次に学生服を着るのは衣替えの10月となります。
つまり、採寸をして本格的に学生服を着始めるのは約9ヶ月後となるのです。
入学ギリギリに学生服を購入したとしても6ヶ月以上先になります。
成長期でもございますし、それだけ期間があれば身長も体重も増えることでしょう。
そのことを考慮し、私は採寸時多少大きすぎるとみえても、大きめのサイズをオススメするのです。

【学生ズボン編】

こぶし1つ分大きいサイズで

次に学生ズボンの場合ですが、上着同様、大きめのサイズをおすすめします。
私の場合、基本的に2サイズを選んでおすすめします。
実寸ウエスト70cmであればサイズ76cmといった具合です。
ちょうど、手をグーにして親指を横につけ、それがお腹とズボンの間に入るぐらいがよいかと思います。
「6cmもウエスト大きいなんて・・・」と思われるかもしれませんが、これにも訳があります。
たしかに今後の成長を見据えてということもありますが、実は多くの中学生は体育用のハーフパンツを
学生ズボンの下に履いているのです。時にはジャージを履いていることもあります。
(校則で規制されている場合もございます。)
そうしますと、通常のピッタリサイズだと、お尻まわりとウエストがパンパンになり、
学生ズボンが履けない状態になるのです。
だから「ズボンの下に体育用ハーフパンツなどを履く場合がある」ことを考慮してうえで、
ウエストサイズを決めるのが最近の主流になっているのです。

裾はシングル?ダブル?

ウエストの次は丈の長さです。丈は通常の長さより極端に長くすることができません。
それは、歩いていて裾を踏んでしまい、危険だからということもあります。
通常、丈の長さはピッタリに合わせ、足の長さが伸びたら裾を伸ばすという方式をとります。

裾の型ですがシングルかダブルが主流です。
(校則で決められている場合もございます。)
どちらも縫い代をしっかりとっておけば、足が長くなっても対応することができます。

ネット通販なので学生服の採寸、試着ができない!どうしたらいい??

ネット通販で学生服を購入しようとした場合、サイズ選びの際、
「試着ができない」という壁にあたります。
どうしたらいいか・・・・
一番カンタンなのは、百貨店、ショッピングセンターもしくは地元販売店さんにて
試着してみてはいかがでしょうか?
メーカーが違ってもサイズ表記に大差はないです。

そこで、一つ大事な事・・というか、お願いしたい事なんですが、
快く試着を受け入れてくれて親身になって対応してくれて
「ここのお店で買ってもいいかな〜」と思ったなら、

是非、地元の販売店で学生服をお買い求め下さい!!!

3年間、お使い頂く学生服です。破れたり、汚したり、サイズが合わなくなったり・・・
困った時に迅速に対応していただけると思います。

当社の実店舗でも試着だけのお客様もおられます。お客様もいろいろ諸事情があり、
他の購入方法を選択されていることと思いますので快く引き受けさせていただいております。

また、ネット通販でも最近では試着用の学生服を予め送ってくれたりするショップもあります。

当ショップの場合、試着用学生服をお送りすることはできませんが、もしサイズ変更をご希望のお客様は
片道分の送料はお客様ご負担になりますが対応させていただきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。学生服のサイズ選びの参考になりましたでしょうか。
あくまでも、平均的にみた個人的な見解も含んでおり、全ての学生さんに当てはまるものでは
ございませんので、そのことを踏まえて参考にしていただければ幸いです。